離した後のカラッポは学んで 知ってるのに
いつも忘れて 離していった

同じ船に乗っているのに 一度も会えない悲しみより
強く繋がって 離れていく 悲しみが
これほど大きいなんて

もう一度 手を握りたいというのは
ただの私の我が儘ですか？
繋がった手を離して 遠ざけたのは私だけど
あの温もり 消えないよ 忘れないの

同じ船に乗ってるけど 会えない人もいるけど
また笑ってよ 手を貸してよ ねえ

隣にいた温もりは ずっと続くと信じてた
手に入れるまでは長かったのに どうして
消えるのはこんなにも 簡単なんだろう

忘れたよ 忘れたよ あなたの大事な声を
手を放したのは私 なのに
引き戻そうとしているのも 私だった

アコースティック（acoustic）
　→電気的な機器・装置を使わない、楽器本来の響きをもつさま。生の。

宇宙船地球号(Spaceship Earth)
→地球上の資源の有限性や、資源の適切な使用について語るため、
　地球を閉じた宇宙船にたとえて使う言葉。

オーバーラップ
　→二つ以上のものの姿が重なり合うこと

あなたの嫌いは僕の好き
でも 僕の嫌いは あなたも苦手

同じだけの思いを感じてるあなたの事を
僕は気づけずに 褒めてた筈なのに 空回り

誰にだって解らないことがあるからこそ
知ろうとして 泣いて 傷ついて
でも それであなたが笑うのならば 僕はいつでも
待っててね あなたがいた場所に行くから


僕にだって届けたいことがあるからこそ
渡したくて 唄って 傷ついて
でも それであなたに届くのならば 僕はいつでも
聴いててね あなたのいる場所に向かうよ

メロディは空を越えて 何処に向かう？
何処でもいいけど あなたには一度届いてね
別にあなたの為じゃないけれど あなたに聴かせたいから
唄ってるんだよ「泣いてる？」「笑ってる？」「驚いてる？」

似てないのに出会ったのは きっと僕があなたを探したから
夜空に光 星が唄う あのメロディは
覚えてますか？ 失くしてはいませんか？

別に言いたいことは無いけれど
あなたに会うと 伝えたいことはたくさん溢れてくるんだ
全部言えないから でも全部言おうとする
そんな僕を あなたは優しく笑ってくれますか？

今も隣で笑ってくれるのは きっとあなたが僕を見つけたから
朝焼けに向けて 星が唄う あのメロディは
忘れましたか？ もう思い出せませんか？

何でもないようなことも 何かあるように
僕が言うとね あなたはちょっと困ったように笑うんだ
ゴメンね 今なら解ったのに もう遅いかな
そんな僕を あなたは優しく怒ってくれますか？

あなたも僕も 私も君も
きっとあの空に浮かぶ 48個の1つでしかないけど
出会うために育てた 神様のイタズラ 想い
それでもいいから 星は唄う あなたの星に向けて
恥ずかしがり屋の唄うウタが 高々と響いた

車にぶつかるのとは違う 突然衝突
お陰であなたにも会うことができたよ

宇宙にメロディーを敷き詰めて
いつかプレゼントしに行くから
まだそこで待っていて 遠くに行かないで

昨日死ぬ人もいれば 明日生まれる人もいる
こうして生と死が連鎖するこんな世界の中で
怯えながらも 未来を信じて 過去に照らされながらも

僕らはこうしてイマ生きてるんです

いつも通り君を待ってると 突然体がふわりと宙を舞う
青空の中にある白い線 あれはきっと飛行機雲だ

少しでも近づけたと思ったけど どうにも手を伸ばしても届かないな
青空に光るあれは 遠い昔に見た飛行機だ

君の泣いていたあの理由(ﾜｹ)は
未だに理解は出来ないけれど
隣にずっといることは出来るんだよ
「あの空には何が見えますか？」

雲は短いから きっと明日も晴れるだろう
明日桜並木の散歩に行こう 手でも繋いで

もしも思い出の中にしかいなくなったら
君はどう思う？ 探すかい？
それは止めてよ 君にはここにいてほしいから