ちょっとだけへこんだ話(虫嫌いな方は読まないほうがいいよ☆)
2015/06/11 13:38


ちょっとだけへこんだ話
(虫嫌いな方、注意!)

今日、買い物しに家を出るとき毎年恒例ながら、我が家に家を建築中のアシナガバチさん宅を発見した。
我が家では種別を問わずいつも最初に虫を発見するのは私なのだが、肝心の岡っ引き役の母は今日はお仕事なので不在。怖々、私が破壊神役をせねばならなかった…とりあえず殺虫剤をかけてその場を後に買い物へ。

帰りみち、遊歩道で落ち葉らしきものが動いてるのを発見し、よく見るとそれはミノムシさんがミノを引っ張り移動中でした。よく車や自転車に轢かれずここまできたね…
と、心のなかでミノムシさんの運の良さに拍手を贈りながらとりあえずミノをつまんで野原までつれ行き、低木の近くにて解放しました。

そして自宅につき、さっそくアシナガバチさん宅を観察…殺虫剤が効いてるのかお宅は静かで、無事に解体させて頂きました。まだ小さいお宅でしたが警備兵と思われるアシナガバチさんも6匹ほど巣の回りでダウンされてましたので早期発見でき安堵しましたが。ここからがへこむとこです…

アシナガバチさんのお宅には。幼虫さんがまだいらっしゃいまして…壁をかじって音を出して、本来ならいるであろう警備兵さんに、元気にごはんをねだっておられました…どうやら殺虫剤が効かなかったもよう。
巣の中には繭もあり、中には成虫になるのを待っているアシナガバチさんもいるのは容易に想像出来ました。
(ちなみにこの状況、殺虫剤を免れた繭の中の蜂さんがいつ飛び出してくるかわからないためすごく危険)
早めに処理をしなくては、ならないのだけど。

情けをかける訳ではないけど、つい先ほどミノムシさんを助けた手で、アシナガバチさん達を葬る私って、何だか勝手だなぁと思ってしまいまして…
でもそれを気にしすぎたら、命の境界線って何?な迷論の繰り返しなので。アシナガバチさんには悪いけど、袋にて密封して明日にはゴミとして出す事にしました。


許せよ、アシナガバチさん。残念だけど君達は蜂で、私は人間なんだよ。


と、ちょっと感傷に浸りながらも。一眠りしたらまた何事もなかったかのように、晩ごはんの支度にかかろうと思います。何の因果か今日はお肉メニューです。
勝手な命の境界線を引くのも人間だけど、命を有り難く思いながらいただけるのも、人間だけ。
美味しく頂きますよ。住み良い環境にてご飯を食べ。そして明日の糧になるんだ。


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