とくに役に立たない持論。
2015/05/13 15:32


遺伝子や染色体の関係の症状がある。
と、他人行儀な事を言ってはいるけど実はそれは私達にもすごく身近な事なのである。
遺伝子がどこまで自身に影響を及ぼしているのかはまだわからないけど、学生時代に読んだ本の内容では「同性愛者」傾向のある人は染色体の何番目かが異性愛者に比べてああだ、とか、ある染色体を欠如したマウスを普通のマウスと同じ籠に入れると凶暴性が増し普通のマウスをかみ殺してしまったとか。
同じ物質で体を構成している人間でも個人個人の明確な違いがあるのは遺伝子情報が違うからで、染色体が人格や好みを決定しているのなら、事故の意識や思想も、染色体によって決められているのだろうか。私自身は自己意識を持っていると思いがちだけど実はそれは己の細胞内で与えられた選択肢をただ選んで生きているだけなのではないだろうか。
と。学生時代に空想をよく広げていた。

「突然変異」という言葉があるが、遺伝子が構造的変化を受け本来安定した遺伝子を構造するはずが軌道を外れた他の遺伝子型へ生成を導いてしまい結果、生体に異常をもたらしてしまう状態の事をいう言葉だけど
(だいぶ偏った言い方なので本来の意味に逸れるかもしれませんが)
その遺伝子を持った本人が望んだわけでも誰が決めたわけでもない、「突然に」遺伝子が変異してしまうのだから防ぎようがない。それでも細胞はどうして軌道から逸れる事があるのか。人工的な理由もあるだろうが自然界においての突発的な原因や傾向はもう解明されたのだろうか。
例えば人間が水中で暮らす環境になったら、少しでも泳ぎがうまい人が生き残る傾向にあるのだろう、その中細胞の突然変異が原因で、肌がピンクの人、角の生えた人、手に水かきが付いた人が生まれるとすると、生まれながらに水かきのついた人が生き残る可能性が高くなる。そしてその人の遺伝子を受け継いで水かきのついた子供が生まれその土地に適した体になっていくんだろう。
そう思うと、「突然変異」というのは遺伝子が望んだ「生」への賭けではないのだろうかと思ったりする。私自身の思想は「個体」だからわからないが、例えば同じ父母から兄弟、姉妹、あるいは双子や三つ子などが生まれても遺伝子は父母から形成されているのだから皆が同じ能力を持つ必要はない、それぞれ環境に適した体を持ちその中で誰か一人でも生き残って次の代に遺伝子を引き継げばいい。適さなければ自然界では生きては行けず自動的に排除されるのだから残るのは「成功作」だけ。そうやって遺伝子は潜在的に「試作品」を作って新しい環境に生きられる「強い種」を作ろうとしてるのではないだろうか。「個体」の思想を無視して「種の繁栄」を強行しているのではないだろうか。



とか、思っている。まぁこれを思ったところでどうにかなる訳でもないけど。自分が知りえないことに自身の物差しを当て空想するのは楽しいです。遺伝子の意思を知ることはできないけど。



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