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さして特筆することもない昼頃、三好の一人が松永へ献上する巻物だのの選定をしていると、どこかの廊下をどたばた走る音が聞こえてきた。
「松ちゃん待てこらああ!」
(またあの二人で遊んでいるのか…)
「鳩尾よこせー!!」
「!?」
その日聞いた言葉は「あの二人の訳の分からない発言番付」の上位三位にくい込んだという。
ちなみに。
「松ちゃん双六しよ。」
「肝心の双六はあるのかね。」
「松ちゃんのお城を双六にしたら良いよ。
部屋がマス代わり。」
「ならば私は風魔を駒にしよう。」
「じゃあ私三好次男。」
「!?」
これが二位。
「焼き魚だ。」
「煮付けがいい。」
「焼き魚。」
「煮付け。」
「焼き魚」
「煮付け。」
「「……」」
「じゃんけんぽん!!」
「煮付けえぇー…っ!!」
第一位。
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