序章
俺は赤が嫌いだ。
俺から全てを奪ったその色を、日常的に見なければならないのは、俺があいつに呪われているからなのだろうか。
「本当、嫌気がさす…」
目の前で助けを乞う男の頭に銃先を突きつけて無心に引き金を引く。
大嫌いな赤が汚く広がった。
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