04




「なぁ、レッド」


「何?」


「俺たちっていつまで一緒にいられると思う?」


「また急に変なこと聞いてきて…」


「うるせぇよ!で、いつまでだと思う?」


「そんなこと急に言われても分かんないし」


「だよなぁ」


「どうしてそんなこと聞くの?」


「んー…今日さ、ジムにヒビキが来たんだけど」


「まったく暇だね、あの子も」


「お前ほどじゃねえけどな」


「今のちょっと傷ついた…」


「で、なんか相談聞くみたいなことになっちゃって」


「スルーですか、まぁいいけど」


「最近ソウルと出会えないらしくて、寂しいんだと」


「あぁあの赤髪の」


「そうそいつ」


「で?」


「ん?」


「え、それだけ?」


「そうだけど?」


「それじゃなんでグリーンが冒頭のセリフ言ったのかさっぱりわかんないんだけど…」


「あぁそれはだな、」


「うん」


「そのときヒビキに『グリーンさんとレッドさんはどんなに離れてても思え合えてそうで羨ましいです』って言われてな」


「まぁそうだよね」


「そんな自信満々に言えるほどかよ」


「そりゃあ三年間も待っててくれたわけだしね、自信つかないほうがどうかしてるでしょ」


「まぁ、そう、…だな」


「うん」


「だから……」


「どうしたの?」


「…いや、質問の返事やっぱりいいわ」


「なんで?」


「お前のその言葉聞けただけでもう満足だからさ」


「…何不安に思ってたか知らないけど、僕はグリーンを思い続けるんだから、心配しないでよね」


「おぅ」




――――

グリーンがなんだか心配になるっていうだけの、よくわからない話


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