02



カタカタカタカタ…


「…暇」


「へー」カタカタ


「ねぇ、バトルしようよ」


「んー」カタカタ


「………グリーン」


「んー?」カタカタ


「……好きだよ」


「俺もー…って、は!!?」ガタッ


「ふふ、グリーン動揺しすぎ」


「いや、そりゃ、いきなりそんな、恥ずかしいこと!!」


「でも本当のことだし」


「……///」


「顔、赤いよ?」


「誰のせいだ、誰の」


「僕、かな」


「わかってんじゃねえか」


「そりゃね、てか、僕じゃなかったら許さないし」


「とんだ独占欲だな」


「ねぇ、グリーンは?」


「なにが?」


「僕のこと、好き?」


「なっ!!?」


「答えてよ、グリーン」


「…い、言わなくてもわかってんだろ」


「言ってくれなきゃわかんないよ。僕がコミュニケーション苦手なの知ってるでしょ?」


「…〜〜っ、す、好きだ、」ボソッ


「そっか、良かった。両思いなんだね」


「…いまさらだろ」


「!…うん。好き、大好き。これからもずっと側にいてね、グリーン」


「お前が山に帰んないならずっと側にいてやるよ」


「それは、ちょっと…」


「はぁ…だと思ったよ」


「ごめんね、幻滅した?」


「まさか、そんなお前だから好きになったんだ」


「嬉しいこと言ってくれるね」


「ま、暇させた分のお詫びってことで」


「それと比べるなら安くない?」


「…お前、ほんっとに強欲だな」


|

[しおりを挟む]
[Back]

「#学園」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -