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「ねぇ、グリーン」


「なんだ?レッド」


「僕は原点だ」


「何を今さら」


「そして頂点だ」


「ん、おう」


「でも僕はお腹が空
いたらご飯を食べるし、眠たかったら寝るよ」


「そうだな」


「なら原点とかイケメンジムリとか呼ばれてても僕は僕で、グリーンはグリーンってことには変わりないよね」


「そうだな」


「だったら、」


「だったら?」


「僕はグリーンのこと好きでいていいんだよね」


「…当たり前だろ、じゃなかったら泣くっつの」


「…そうだね、グリーンは泣き虫だもんね」


「別にそんなことねえよ!」


「嘘つき」


「嘘じゃねえし!か、仮にそうだとしても…」


「?」


「れ、レッドの前だけだっつの…」


「!…グリーン」


「なんだよ…」


「好きだよ」


「…知ってる」




―――

初拍手文


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