01
「ねぇ、グリーン」
「なんだ?レッド」
「僕は原点だ」
「何を今さら」
「そして頂点だ」
「ん、おう」
「でも僕はお腹が空
いたらご飯を食べるし、眠たかったら寝るよ」
「そうだな」
「なら原点とかイケメンジムリとか呼ばれてても僕は僕で、グリーンはグリーンってことには変わりないよね」
「そうだな」
「だったら、」
「だったら?」
「僕はグリーンのこと好きでいていいんだよね」
「…当たり前だろ、じゃなかったら泣くっつの」
「…そうだね、グリーンは泣き虫だもんね」
「別にそんなことねえよ!」
「嘘つき」
「嘘じゃねえし!か、仮にそうだとしても…」
「?」
「れ、レッドの前だけだっつの…」
「!…グリーン」
「なんだよ…」
「好きだよ」
「…知ってる」
―――
初拍手文