俺と隣に住んでいるあいつとの関係はもう運命なんじゃないかと思うくらいの腐れ縁だ。
初めてあったのはいつだったか覚えていない。
というのも隣に住んでいるものだから親通し仲が良く、物心つく前から出会っていて近所に同い年くらいの子があいつしか居なかったため何をするにも一緒だった。
つまりは、そんなことを考える必要がなく、ただ単に一緒居るのが当たり前だと思っていた。
小学生でも中学生でも見事なまでに全て同じクラスになり、あいつは少し人と接することが苦手なため俺が仲介役になることが多かった。
そして今俺たちは高校生として生活している。
通っている高校というのも普通の公立校で偏差値も普通。
ただ近いというだけで選んだ。
はじめの一年はまたあいつと同じクラスで二人して笑いあっていた。
二年生になっても同じクラスで「10年目突破おめでとう僕たち」なんて言ってきやがった。腐れ縁もここまでくれば呆れてくる。
この年には一年生にあの3人が入学した。3人とは中学からの付き合いで結構可愛がってやっている。
そして現在三年生。
今年は受験勉強ばっかりの年になりそうだと今年も同じクラスになったあいつに愚痴を溢した。
俺は別に勉強が苦手なわけではなく、したいこともないので適当にそれなりの大学へ行ければそれでいいと思っていた。
だから別に深い意味で言ったわけではなくただの話題作りのような、軽い考えだった。
なのに、なのにあいつが突拍子もなくあんなこと言ってくるから少し意識してしまっただけだ。
「生徒会に入ろう」
「………は?」
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bkm