パンプキンパイにはご用心 1/7
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「皆さん、聞いて下さい」

教員室でサクサクとビスケットをむさぼっていると、マクゴナガル先生の声がした。

「今年のグリフィンドールチームに新しく入ったシーカーは、まだ一年生です。」

その声はとても軽快だった。
ルンルン、というか、ワクワク、というか…。
とにかく上機嫌。

「そこで、校長と相談し、特別措置をとることに決定いたしました!」

先生方がわーっと賛同し、手をたたいた。
私もわーっと喜び、そしてぴゅー!っとレギュラスが口笛をふいた。
セブルスだけは、苦虫を噛み潰したような顔でマクゴナガル先生を睨んでいた。
そんなことはお構いなしに、マクゴナガル先生はセブルスを見て、眉をあげてにやりと笑った。
私はもうひとつビスケットを頬張った。


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