新学期、新一年生、稲妻君 1/5
bookmark


「は、ハグリッドが行ったの!?」
「ああ、そうじゃ。」
「私が行きたかったのにぃ!!」

だんだんっ!と思いっきり音を立てて校長室のテーブルを叩いた。

「残念じゃったのう。じゃがわしが声をかけに行こうとしたときにはもうハグリッドはバイクを出しておったのじゃ。」
「くっそぅ…」

叩くのを止め、ずるりとその場にひざをつく。

「そう気を落とすなリシュヴァ。また来年の楽しみにしておくのがいい。それとリシー、ちと入学式の日に頼まれてくれんかの?」
「…なんですか」
「クイズを出して欲しいのじゃよ」


prev|next

[戻る]

top
ちー坊:Remember
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -