プロローグ


「フォカップ・リシュヴァ！」

組み分けを行うために名前が呼ばれた。
私は前に進み出て、椅子に座った。
マクゴナガル先生に組み分け帽子をかぶせてもらう。

「やあ、はじめまして」
「帽子が喋った！」
「私は普通の帽子とは違うからね」
「へぇー」
「さあて、君の寮を決めないとね。…ふむ。人を欺く狡猾さが目立つね。でも人を守るための勇気と、愛も持ち合わせている…。だが知識欲には欠けているようだ。」
「勉強は嫌いだからね」
「何かを貫き通す信念は…少し感じる。だが執着心はあまりなさそうだ。ふむぅ…どうしたもんか、というよりも、君は少し変わっている。他の生徒とは何かが違うようだ」
「そうだね、だって私は、宇宙人だから！」




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