四天会話only
今月はハロウィン。
小「…というわけで、蔵リンの命によりアタシとユウくんが衣装を制作しました☆」
ユ「感謝せえよ、お前ら」
謙「…白石はまた何を企んどるんや…」
千「ハロウィンなんてしたことなかけん、楽しそうばい」
小「さすが千歳、話が分かるわぁ。ほなこれ千歳の衣装!」
千「何ね、これは?」
ユ「狼男や」
小「ワイルドで雄オーラムンムンの千歳にピ・ッ・タ・リ☆さ、着て着て!」
千「…モコモコしてて暑か…」
ユ「オラァ!千歳ェ!小春のデザインに何か文句あるんかい!」
千「…暑か…」
光「似合っとるんやないですか、暑苦しいのは元々やん」
ユ「生意気財前君にはコレや」
光「…何スか。俺も狼?」
ユ「アホ。お前は猫や」
光「…ハロウィン関係ないやん…」
小「ちょっと生意気でプライドが高くて気まぐれな光にピッタリのセレクトよん♪」
謙「ははっ、何やかわええなぁ。ホンマ黒猫みたいや」
光「屈辱です」
謙「なぁなぁ小春、俺のんは?」
小「謙也にはオーソドックスにコ・レ!」
光「謙也くんがドラキュラなんて似合わんわ。かっこよすぎやわ。代わって下さい」
謙「イヤやっちゅー話や!…お、何やなかなか似合っとるやん?」
ユ「ケッ、調子乗んなや。ホンマに似合っとるっちゅーんはこういうんを言うんや!銀!」
銀「…やっぱりワシも着るんか…」
小「心配せんでも銀さんに相応しい衣装やで☆はい、お色直し〜♪」
「「「「「「「……………」」」」」」」
ユ「…自分で作っといてなんやけど…」
謙「うん…」
光「ホンマ「本人乙」ってくらいフランケンシュタインッスね…」
小「ここまで似合うとは計算外やわ」
千「これで街歩いとったら子供と年寄りが泣くんじゃなかと?」
金「おー!皆似合っとるやん!なぁなぁ、ワイはー!?」
ユ「やかまし。ちゃんとあるからちょお黙っとれ」
小「はい、金ちゃんのはコレよん。一人でお着替え出来る?」
金「ワイかて着替えくらい一人で出来るわ!」
光「…金太郎の衣装は何なんスか」
小「うふふ、見てのお楽しみやで☆」
金「…なぁ、小春ぅ〜…」
千「………っ!!!」
金「何やコレ布少なない?」
謙「おーっ、かわええやん!」
光「アホは露出度の高さだけでときめくんやなぁ…」
謙「何やと」
小「金ちゃんっ!ええやないの!かわええ小悪魔やわぁ♪」
ユ「ほれ、デビル羽つけや」
金「おーっ、羽生えた!」
千「………っむ…、むぞか…!天使…!?」
謙「いや悪魔やろ」
光「そういや小春さんとユウジくんは何着るんスか」
ユ「ふっふっふ…小春は妖精や!」
小「そしてユウくんは魔法使い!」
光「…あ〜…ユウジくんは可もなく不可もない感じッスわ」
謙「…小春…スネ毛は剃って…」
ユ「小春に関してはデフォルトで妖精やから普段とあんま変わらんけど、かわええで!」
小「あらん、ユウくんありがとッ☆ユウくんも素敵よ」
ユ「小春の衣装はふわりと重ねたピンクのシフォンとスワロフスキーの飾り、フランス直輸入のレースを使っただけあって小春に相応しい高級感ある衣装になったわ!」
千「…いくら掛かっとるとやろ…」
謙「…小春…スネ毛は剃ってや…」
光「で…事の発端の白石部長は何の衣装なんスか」
小「蔵リンは自分で衣装用意するって言ってたわよ」
ユ「どうせキメッキメなドラキュラとかやろ」
謙「え、俺完全に引き立て役やん!」
蔵「…ふふふ…甘い、甘いでぇ、お前ら…」
千「白石、窓からちょっとだけ顔出しとらんでさっさと入ってこんね」
蔵「見ろ、この俺のエクスタシーな衣装を…!」
「「「「「「「……………」」」」」」」
光「…白石部長…さすがにキモいッスわ…」
千「…何でそうなったと…」
銀「白石はんらしいっちゃ、らしいな」
小「いやん、目のやり場に困るわぁ!」
ユ「白石!小春にセクハラすんなや!死なすど!」
金「しっ、白石…!とうとう毒手の毒が全身に回ってもうたんか!?」
蔵「はっはっは、金ちゃんコレはな、毒ちゃうで。ミイラ男っちゅーねん」
謙「えっらいフィット感やな…下にボディスーツでも着とるんか?」
蔵「?素肌やけど?」
「「「「「「通報しました」」」」」」
光「………変態部長、それはともかくコレ着てどうするんスか」
蔵「財前、絶頂部長と呼びなさい。…皆、準備出来たんなら行くで!」
千「?どっか行くと?」
蔵「東京の氷帝学園や!」
謙「………、ハァ!?東京!?」
光「…え…この格好のまま…?」
蔵「家に帰るまでが遠足、玄関開けたら2分でハロウィンやで?」
ユ「意味がまったく分からん」
蔵「とにかく行くで!」
謙「何でわざわざ東京まで行かなアカンねん」
蔵「氷帝学園ならみんなお金持ちやからきっと美味いお菓子いっぱい貰えるやろ」
(((((((…タカリか…)))))))
大阪駅で通報されました。
end.
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