春企画

あとがき


まずは皆様参加いただき、また、読んでいただきありがとうございます
後出しになっちゃうんですが書きたいことたくさんあるのでいろいろ裏設定とか書いていきます
もちろん読まなくても問題ないし、書いた本人がああだこうだ書いてるだけで読んだ方の受け取り方は十人十色で千差万別なので、おまけみたいなものだと思って読んでください
めちゃくちゃ長ったらしく書いてるので閲覧注意です


・三馬鹿の話
リクエスト内容が
「花下忘歸因美景 樽前勸酒是春風
 背燭共憐深夜月 踏花同惜少年春
どちらかの漢詩で、ハリーポッターの登場人物」というもので、「こいつは失敗できねぇな」と思いました。
いろいろと調べていたのですが、どちらの漢詩を読んでいてもパッと目に浮かぶのは桜の樹でした。ということで物語に桜を組み込むことにし、このお題をぽっと出の夢主とハリポタキャラで書くのは難しいぞということで三馬鹿にしました。書きたかったネタとマッチしたので、割とすらすら書けました。ただ、まぁ、読んでもらったら分かる通り本編から遥か先の未来のお話になってます。いずれ本編で補完していきますので、それまでお待ちいただければと思います。
いただいたお題は漢詩なのに冒頭から梶井基次郎だし、時系列分からないし、死体とか不穏な言葉出て来るしで混乱させたかと思います。すみませんでした。でも書いててめちゃくちゃ楽しかったです。


・海堂の話
お恥ずかしながら「木の芽時」という言葉を知らなかった為、検索するところから始まりました。そしたら素敵な俳句が出てきて、どうしてもこれ作中で出してぇ〜!となったので入れました。
二人がなにを書いているのかというと新入生向けの部活紹介文です。居残りとかっていいですよね〜。二人だけの空間って感じで特別感があってたまらないと思います。
あのあと二人は手を繋いで帰ります。一ヶ月しないうちに多分キスもする。


・真田の話
二年生から三年生に進級する間の話です。
真田は読んでもらったら分かる通り夢主のことが好きで、夢主も真田を憎からず思っている…というところをもっとちゃんと書けたら良かったなと思いました。
幸村が真田に花の世話を頼んだのは夢主の為を思ってで、早くくっつかないかなーいい報告期待してるよーとのほほんとしているのに対して真田が勝手に本来は幸村の場所だったのだ…と罪悪感に苛まれている、というよくわからん三角関係。幸村が最後にダリアの花をお願いしたのも、二人の関係が発展していないことを察知して真田を屋上にいさせるためです。策士かよ。
夏が終わる頃に付き合う…んじゃないかな〜と思ってます。
余談・立海レギュラー陣が好きそうな花
幸村…割と何でも好き
真田…まじで分からん
柳…紫陽花(似合う)
仁王…トリカブト(と言った時の相手の反応を楽しんでそう)
柳生…ヒヤシンス(綺麗)、金木犀(良い香り)
ブン太…ひまわり(種は食えるから)
ジャッカル…たんぽぽ(ちっこくてかわいい)
赤也…彼岸花(カッケェじゃん)


・財前の話
夏とロック、その後の話です。お題は「雪解け」で、夏とロックの財前を指名されていたので、良い機会だと思い書いたのがあの話です。
財前のこと好きなんですが一つ擁護できないことがあるとすればタカさんへの例の発言。例えそれが「財前の性格」を読者へわかりやすくするための描写であっても、タカさんが全身全霊をかけて勝負に挑み、力を出すために奮わせる必要があった言葉だとしても、まぁいただけないよなぁ…と思っていました。夢小説、ひいてはリクエストでお題を承って書くことではないかもしれませんが、これが自分なりの消化方法というか昇華方法というか…「夏とロックとティーンエイジャー」の財前の心に巣食っていた悪夢を、少し取り除けたのだと思います。
タカさんへの発言もそうですが、千歳と手塚の試合にちょっかい出したことも彼の中では苦い経験になっていると思います。あと謙也とダブルスできなかったこと。残っている悪夢は多分このあたりにあるのだと思います。もし何かの拍子で書く機会があれば書きたいな…と思っています。


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