霧「考えてみればネオって色んな学校から集まってさ、元々のチームの事とかちょっと心配だったりするよな」

成「俺は辺見先輩に会えないのが辛くて辛くて、会いたくて震えてしまう」

瀬「西野乙」

成「咲山先輩に取られないか心配」

下「多分、それは要らない心配」

成「やだなぁ、辺見先輩ってばそんなに俺に夢中…」

瀬「いや、あんな悪人面を可愛く感じるのはお前だけって話」

成「は?お前、IJの吹雪ディスってんの?」

霧「俺は監督が生きてるか心配」

瀬「何それリアル」

幽「むしろ俺のチームは全員が生きてるか心配。特に渡」

源「何それ怖い」

成「辺見先輩の悪口はやめろ」

源「お前は辺見から離れろ」

下「俺はキャプテンの頭皮が心配だ」

源「え、まだ中学生なのに」

霧「でも、確かに御影のキャプテンって髪型やばいよな」

成「超次元髪型がデフォのイナイレでも群を抜いてる」

瀬「何があってあの髪型にしたのか、全くもって謎」

霧「悲しい事があったかもしれない」

源「辛い事があったかもしれない」

幽「それでも僕たち」

成「私たちは」

全員『サッカーを続けていく事を誓います』



砂「…何の話をしているんだ?」

瀬「あ、砂木沼さん」

下「今、キャプテンの頭皮の心配を」

砂「………え?」

瀬「中学生にしては、よろしくない髪型だよねって話です」

砂「そ、そうか?やはり切った方が良いか?」

成「っつーか、剃る?」

砂「剃る!?」

源「もうここは思い切った方が良いと」

砂「そこまでの覚悟は…」

霧「でも、いくらキーパーであまりヘディングする機会がないからって」

砂「…まぁ、確かにキーパーの時はあまりやらないが」

幽「もう守る気ゼロなんだから、いっそ髪の毛無くして良いと思う」

砂「何を言ってるんだ。ゴールを守るのとは関係ないだろ」

下「頭皮の話だろ?」

砂「頭皮の話だ」

下「えっ」

砂「えっ」

霧「まぁ、杉森があれで良いなら良いけど」

砂「えっ」

霧「えっ」

砂「お前達のキャプテンの話だよな?」

下「俺達のキャプテンの話だが?」

砂「えっ」

下「えっ」



全員『………………えっ』



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