倉「まさかの抜き打ち小テスト…」
拓「どうだった?」
倉「聞くな。理数なら得意なのに…作者の心情とか知るかよ。エスパーじゃねぇんだぞ」
蘭「神童は?」
拓「まぁまぁかな」
倉「どうせ90点台なんだろ」
拓「まぁ…」
蘭「さすが俺のマイスイートエンジェル神童」
拓「…?ありがとう」
倉「お前、一度病院行けよ」
拓「霧野、どこか悪いのか?」
倉「あぁ、頭が」
蘭「お前に言われたくない。47点」
倉「点数で呼ぶな!つか、何で知ってるんだよ!」
蘭「お前の事なら何でも知ってるよ」
倉「えっ」
蘭「おちょくるネタの為に」
拓「霧野と倉間は仲が良いな」
倉「お前、こいつの最後の台詞聞いてなかったの?」
蘭「俺は神童と仲良くしたい…もっと深く」
拓「俺達も仲良いだろう?」
蘭「はぁんっ、神童が可愛いすぎて俺の心のダムが決壊する」
倉「心のダムの前に頭のネジを閉めろ」
拓「そう言えば、霧野はどうだったんだ?小テスト」
倉「82点」
拓「そうか。良い出来じゃないか」
倉「馬鹿だから解答欄間違ってる所があった」
拓「霧野はニアミス多いからな」
倉「だな」
蘭「ちょっと待って、ねぇちょっと待って。おかしくない?」
倉「お前の頭が?」
蘭「いや、お前の顔が」
倉「ボケにボケで返してくんじゃねぇ!つか、失礼だな!」
蘭「外見より、内面を貶された俺の方が可哀想だろ」
拓「倉間は悪くない見た目だと思うが」
蘭「!?」
倉「え、あ…ありがとう」
蘭「俺の頭についてはフォローしてない!でも、そんな神童も可愛い」
倉「どんな神童でも可愛いんだろ、お前は」
蘭「あぁ!」(キリッ
拓「ところで、霧野は何か言いたい事があったんじゃないのか」
蘭「好きだ神童」
倉「それ、いつも言ってるだろ」
蘭「…?確かに俺は何か言いたい事があった気がするけど思い出せない」
倉「…」
蘭「…ま、いっか」
拓「……?倉間」
倉「んー?」
拓「そう言えば、お前は何で霧野のテストの事知ってたんだ?」
倉「……おちょくる為に何でも知ってる」
拓「やっぱり仲良いよ、お前ら」
倉「うっせ」