佐「あぁっ、鬼道さん!素敵、何て愛らしいんだろう!やっぱり好きな人の写真ってこう…力が湧いてくると言うか…活力がみなぎってくると言うか」

辺「お前は本当に鬼道しか見えてないんだな」

佐「…………え?」

辺「え?」

佐「何ヲ言ッテルンダヨ、俺ハオ前シカ愛シテナイゼ」

辺「お前より、ロボットの方がもっと流暢に喋れるわ」

佐「信じてくれないなんて…次郎泣きそう」

辺「…お前、鬼道の写真は何枚くらい持ってるの?」

佐「え、400枚くらいかな!」

辺「じゃ、俺の写真は?」

佐「………」

辺「………」

佐「俺の心の中さ!」

辺「そんなお前のどこに信じられる要素があるんだ?」



成「佐久間せんぱーい、何か先生が呼んでますよ」

佐「おー、分かった」

成「また、佐久間先輩と痴話喧嘩ですか」

辺「痴話喧嘩の意味を辞書で調べてこい。つか、あいつは何で自然に俺の部屋で鬼道コレクションを愛でていたんだ」

成「え、そこ今更突っ込み入れるんですか」




源「佐久間、代表として頑張ってこいよ」

佐「あぁ、これでずっと鬼道さんと一緒!」

辺「世界を相手に戦える事に喜べよ」

成「良いなぁ、俺もライオコットに行きたい」

鬼「佐久間、そろそろ搭乗するぞ」

佐「はい」



辺「…佐久間」

佐「ん?」

辺「これ、やるよ」

佐「何だこれ」

辺「お守り」

佐「は?こんなぺらいのが?なに、金でも入ってんの?」

辺「金なんかより、ご利益あるぜ?」

佐「…?」



佐「あいつ、いったい何を…」






佐「……アホか、普通ここは一人で格好良くポーズ決めたブロマイドだろ。何で成神達と写ってんだよ…しかも小さいし」

鬼「佐久間?どうかしたのか?顔が赤いが…」

佐「あぁんっ、鬼道さんの愛くるしさに体温が急上昇しちゃって!」

鬼「そうか………(心配した俺が馬鹿だった)」



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