佐「………」(ビシッビシッ)
辺「………」
成「………」(ビシッビシッ)
辺「……何だ。この謂れのない地味な暴力は」
佐・成「今日は節分」
佐「人に豆を投げ付けても何だか許される日」
辺「鬼に投げろ!!」
佐「何で鬼道さんに豆を投げ付けなきゃいけないんだよ!!」
辺「お前の脳内は鬼=鬼道か」
成「……」(ビシッ)
佐「それだけじゃない。ペンギンさん=鬼道さんだ」
辺「何で自慢げなの?」
成「……」(ビシッ)
佐「南国に雪は降るのか?お前の頭はお花畑だろ…いや、違う。デコか」
辺「…お前は何を言っているんだ」
成「……」(ビシッ)
辺「そしてお前は地味に豆まき続けてんじゃねぇ!!」
成「厄を払いたくて」
辺「…俺にとっての厄はお前だ」
成「先輩ってば、そんなに俺と一緒に居たいんですか?」
辺「今の俺の言葉を一体どう解釈したらそうなるんだ」
佐「おい辺見、落ちた豆拾えよ。食べ物を粗末にしたら駄目だろ」
辺「理不尽!!」