吹「…辛い」
緑「どうしたの？具合が悪いならマダム・ポンフリーに診てもらったら？」
吹「むしろ影山先生に相談したい」
輝「えっ」
吹「アモルテンシアの作り方…」
緑「まだ諦めてなかったの…」
吹「風丸君と、ヒロト君も必死に探してるよ」
緑「あー、だからさっきから向こうで本と格闘してるのか…あの二人、そんなに好きな人がいるの？」
吹「…相手が天然だと苦労するよね」
緑「？」
輝「吹雪さん…影山先生に相談するのはやめた方が良いです。きっと意地悪言われますよ」
吹「輝君、意地悪言われてるの？」
輝「それはもう…影山の血統なのにスリザリンに入らなかったものだから…」
吹「あぁ…」
緑「スリザリンじゃなくて、俺は良かったけど」
ヒ「緑川！もうアモルテンシアなんて回りくどい事はしない！俺は君が…ぐぼぁっ」
大「あ、悪い…脚が滑った」
緑「…ヒロト、大丈夫かな」
大「大丈夫だよ、それよりリュウジはヒロトにも風丸にも一人で近付いちゃ駄目」
緑「何で？」
大「危ないから」
ヒ「…はっ、俺は一体何を………あ、大夢…また俺と緑川の邪魔をしてくれたんだね！」
大「ヒロト、キャラがおかしい…お前ちょっと疲れてるんだよ。マダム・ポンフリーに診てもらえ。頭を」
風「ひーろーとー……またお前は緑川にちょっかいかけやがって…あ、そう言えば、食堂に円堂がいたぞ」
ヒ「円堂くんっ！？」
速「わっ」
浜「うわっ、ヒロトってばいきなりダッシュなんて危ないなぁ…速水、大丈夫？」
速「え、えぇ…なんとか。ところで、風丸君は談話室から出てないのに何故食堂に円堂くんがいるのを知ってるんですかねぇ」
浜「千里眼？」
速「…わー、すごーい」
浜「棒読みな速水も可愛いけどボケ殺すなんて酷い」
吹「嘘つきだねぇ、風丸君」
風「…という夢を見た」
緑「夢かよっ」
大「リュウジに近付かないでくれる？」
風「こっちの台詞だ…ちょっと仲が良いからって調子に乗るなよ」
緑「？」
吹「良いなぁ…好きな相手が同じ寮なんて。はぁ、グリフィンドールの談話室に忍び込みたい」
緑「無理だよ」
吹「誰か取っ捕まえて、脅し…お願いしたら連れていってくれないかなぁ」
風「…何でお前がハッフルパフなのか理解できない」
吹「そうだよね、僕はグリフィンドールに入るべきだった」
大「いや。スリザリンだろ」
半「うー………」
松「半田、かーわいー」
半「お前の…せいで、まだ頭がふらふらする」
松「ちょっと眠ってただけじゃない」
半「あれは気絶したって言うんだ……あぁ、まだ眠い…」
松「寝て良いよ」
半「嫌な予感がするから嫌だ」
松「……チッ」
半「え、舌打ち？」
風「ところで、緑川…今度の休みに一緒にホグズミートに行かないか？」
緑「あ、行きたい。バタービール飲みたい」
大「俺も行く」
風「…俺は緑川を誘ったんだが」
緑「皆で行こうよ」
風「……チッ」
緑「え、舌打ち？」
吹「染岡君が行くなら…」
輝「あ、染岡さんは今度の休みに錦さんと用事があるらしいですよ」
吹「…へぇ？」
輝「あ、あれ…何か急に寒く…」
吹「錦…錦ね。うん、覚えたよ」
風「御愁傷様」
大「お悔やみ申し上げます」
輝・緑「？」
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大:三浦大夢(ディアム)