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『俺が陽菓の家庭教師してやるよ』
先刻、目の前の南沢が行った言葉はいつまでも私の頭の中に響いていた。
家庭教師?南沢が??
「な、なんだよ、急に」
「あ、いや、熱でもあるのかなって」
私は隣にいた南沢の額と自分の額をくっつけた。
うん、熱があるから言った訳ではないみたいだな。
「近い」
「あ、ゴメン」
そう行って離れて改めて南沢を見た。
「南沢って、女子に免疫ないわけ?」
「急にお前が急に変な事するからだろ?」
「いや、熱があるんじゃないかって」
そう言うと、南沢は飽きれたようにため息を吐いて眉間にシワを寄せた。
いや、だっていきなり南沢があんなこと言うからさ。
「俺が熱があるから、さっきの事言ったとか思ったわけ?」
「そぅそぅ」
「わかってたけど、陽菓って本当馬鹿?」
「黙れエロみ沢」
知ってるけど、改めて言われるて傷つくって!!
一応ガラスのハートなんだよ?何か言われたら一気に割れそうなんだよ??
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