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「南沢…勉強できたんだ…。しかもかなり」
「知らなかったのか」
ドヤ顔で返された、なんか悔しい。
「何故こんなにも英語ができる」
「さぁ」
「…」
私なんかもう英単語をみるだけで嫌になるのに。
「それより、陽菓ヤバいよな。この点数」
再び私の模試結果を見ながら南沢は呟く。
ちょっと、また無断ですか。別いいけど。
「馬鹿にしたければしろ」
もう自分でもわかってるからさ。悲しくないよ、涙がでそうなのはなんでだろうね。
「しょうがねーな、おい陽菓」
「何?」
絶対ろくな事考えてないよね?悪戯を考えてるような顔してるもん。
「俺が陽菓の家庭教師してやるよ」
は…??
「はぁぁぁ!!!???」
どうゆう風の吹き回し
何を考えているんだ、南沢
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受験生応援企画、南沢連載!!
卒業シーズンまで連載予定。(もっと早いかも)
長編というより、中編かも…
24.1.5 祐稀