「ちょ、南沢!なんで、あの昨日のプリントって…」

「お前、絶対小テストあるって話の時に聞いてなかっただろ。昨日」

「え、いつそんな話してたの?」

「模試の結果が返ってきた後」

あー、あの時は模試の結果が気になりすぎて話聞くどころじゃなくて、全然聞いてなかったなぁ…。

まぁ、聞いていたとしても英語は嫌いだから勉強はしないとおもうけどなぁ…。

「あれ?なんでわかったの?私が聞いてなかったの」

「HRの間中小声でぶつぶつ言ってたからな。聞いてないのも一目瞭然だろ」

「はぁ…」

うわ、私そんなにあの後ヤバい事になってたんだ。

確かに、HR中の事なんにも覚えてないや。

「ありがと、南沢」

「別に。まあ、俺はお前の家庭教師だからな。悪い点とられたらいい気はしないしな」

こいつは一言よけいなんだよ。

最後の一言がなかったらいい奴なのに…。

それでも、やっぱり今回の件に関しては南沢に感謝だね。

「感謝の印しに、何か一つ頼みを聞いてあげちゃったりするよ」

もう英語であんな点(小テストだけど)取れちゃ
ったから、今ならなんでも聞いてあげられる気がするから勢いで言っちゃったけど、まあいいか。

「え、ヤら「黙れエロみ沢」冗談だって」

爽やかな笑顔でとんでもないことを言おうとするものだから慌てて止めに入った。

危ない危ない。

「それじゃ、昼休み屋上な」

「は?」

忘れずに来いよと言う南沢に呆然とする。








(知ってたけど、お前やっぱり馬鹿だよな)

(馬鹿って言うな!)




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久しぶりに書いたらスランプ(-"-;)



24.2.5 祐稀


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