真っ赤なとっまっとーのー






私は1年の季節行事の中で1番クリスマスが好きだ。暗い夜空をきらきらと飾るイルミネーションや、甘いケーキ、店頭に並ぶサンタクロースの置物やリースなんかも可愛くて好き。



その中でも1番好きなのはクリスマスソング。ショッピングをしていると聞こえてくる明るく今にも駆け出しそうなメロディーに心が踊る。





「真っ赤とっまっとーのー!」




「…ちょっとちょっとちょっと」




「へ?どしたんなまえちゃん」




「どしたんなまえちゃんじゃないよ、変な替え歌作んないで何、真っ赤なトマトのって、そのままじゃない!」




「真っ赤なお鼻のもそのままやんか!」




「違うわー!!トナカイさんはいつも鼻が赤いわけじゃないの寒いから赤くなって、皆の笑い者になってんのそんくらいわかれアホーニョ!」




「アホーニョはやめてや何かカスカスしとるやん!ってそれよりあかんやん!サンタあかんやん!!」





アホーニョアホーニョ、と言っていると、彼は突然真剣な顔をしてあかんやんあかんやんと連呼する。アホーニョが一番あかんねんクリスマスソングなめんなよ





「サンタさんあかんて!寒いのに真っ裸のトナカイを鞭で叩き回して無理やり走らせてプレゼントっちゅー名目で不法侵入しては寝顔見てむふふふしとんよありえんわあかんわ!!」




「ありえんのはお前だアントーニョ子供の寝顔見てむふふふするのはお前だろうが」




「せえへんわ誤解生まんといて?!!」






→真っ赤なとっまっとーのー


(誕生日なのにクリスマスネタ(´^ω^`))


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