「菊さん!」
「…なまえさん、」
静かな部屋を騒がすように勢いよく開かれたドア、室内には長年使っているらしい湯呑みを持っている菊さん。
「どういう事ですかあ!?」
「何がです。」
「今はチョコレートが値上がりして一枚一万円って、あれ嘘だったんですか!!」
「…は?」
「私っ、…6日も我慢したのに!」
「なまえさんチョコレート食べ過ぎなんですよ、」
「だからって酷いですよー!」
「はは、貴方馬鹿なんですか、6日も気がつかないとは」
「き、気がつかなかったんじゃないです、気づかない振りですから」
「はははそうですかはいはい。」
「酷いですね、!」
→はははっ、貴方馬鹿ですか
(チョコレート食べたいなあなあ。)
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