「なまえさんは、明るくて人当たりも良くて気さくで穏やかで優しくて暖かい…ですが根はわがままで独占欲が強くて私が他の女性と話せば嫉妬してこっそり泣いて悔しがってしまう人、ですよね。」




「…誰ですか、それは。」




「…私の理想です。」




「…要するに嫉妬して欲しい…と、」




「ええ、…ですがなまえさんはそんな素振り一つ見せてはくれませんね、」




「別に菊さんと女性が話していても気にはなりませんね、」




「…では、ハグ…などは」




「特には」





「…キスは嫉妬しちゃいますよね。」




「あーしたんですかーってくらい?」




「…セックス」




「仕方ない人ですねえ、」





「…」




「？」




「面白くないです!何でそんなに冷めてるんですか普通怒りますよ!ね、なまえさん?!」




「いやあそう言われても…」




「私は…私は、なまえさんが他の男性の方と会話するだけでもやもやしてしまうと言うのに…」




「菊さん…、ふふ、私愛されてますねえ」




「…愛されすぎですよ。」




「はは、じゃあ私も今度菊さんの「愛してる」フィギュアをぶっ壊しにいきますね?」




「そ、それだけは!!」





→ね、なまえさん



(実在するものより、女の子のフィギュアに嫉妬。)



０２１１