とんだ馬鹿ですね、








並大抵のRPGには勇者…まあ主人公がいて魔王…ええとラスボスがいるだろう。


もし、私の人生を人生をRPGに例えるとしたなら私が力なき勇者で、…この目の前で私を蔑んでいるかのような目で見てくるこの男こそが、魔王であろう。…いや、魔王なんてものじゃない、閻魔大王みたいな、





「なまえさんは馬鹿なんですか、閻魔と魔王の区別もつけられないとは…」




「…そこはつっこまないで下さいよ」




「あっ、そうですよね、すみません可笑しな事を聞いてしまい…なまえさんが馬鹿だということは全世界が承知済みでしたね、」




ごめんなさいね私ってば、と愉快に笑うこの男、本田菊は私の最大の敵。どうしてもいつも負けてしまうのだ、





「なまえさんは何度最初からしてもこういう運命ですよね、」




「失礼ですよ本田さん、私だってやればできるやつなんですから!」




「へえ、」




「…」




「…」




「…」




「…」




「あああああもうそんな目で見ないで下さいよ!すでに瀕死状態です!」





「弱すぎます、」





「本田さんが毒攻撃ばかり仕掛けてくるからですよ!」




「おや、またゲームオーバーですか?」




「…と見せかけてアイテム使用っせあっ!なまえの攻撃!」




「…本当になまえさんって頭のゆるい…」




「ちょ!切なくなるからやめてください!」





→とんだ馬鹿ですね、

(本当はとんだ変態ですね、だったのですが書きおわって気づきましたわあお←)



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