「おーや、なまえさあん?ずいぶんと良い格好で…」
「っ…く、くたばれ本田あああ…!!」
…こんな事態になった訳は数十分前から始まっていた。私が彼、本田菊の家に来て少したった時のことだ。
「本田ー、ゲームしたいゲーム!」
「構いませんが…大丈夫ですか?」
「え、何が?」
「いえ、なまえさん絶対私に勝てないと思いますから…」
私がゲーム機を指さしてそう言えば、何とも得意そうに薄ら笑いを浮かべてそう言うもんだからついむきになってしまった。
「なっ、勝てるもーん、ゲームの女王なめんな!」
「おや…なまえさんなんてゲームの村人B…いえ、ゲームのノミぐらいで十分です」
「うっざ!」
「ふふ、では勝負しますか?」
「おうともやっちゃろう!」
「ではなまえさんがもし、勝てたら1つ言うことを聞きましょう。」
「じゃあ本田が勝ったら私も何か聞いてあげるわ」
その言葉…忘れないでくださいよ?と愉快に笑う彼にぞっと鳥肌がたった。ああ、こんな勝負事受けるんじゃあなかった。今さらながら後悔している。
「…ま、負け…た、!?」
「弱すぎて話になりませんね。」
「く、悔しい!もう一回!!」
「ふふふ、残念ですけどまずは言うこと1つ聞いてくださいね」
「え…?」
くつくつと喉を鳴らして私に差し出したそれは見事なセーラー服。…what。
「あ、ブルマが良かったですか?」
「…はい?」
「ほら早く着てきてください、嫌ならブルマで良いですけど」
「ブルマは無理。というか何故もっている。」
「秘密です。」
これ以上問いただしてもきっと彼は口を割らないだろう。セーラー服とかありえない、と思いながらもしぶしぶと案内された部屋で服に腕を通した、
(…短い?!)
「失礼します」
「ひぎゃああああああ?!!なっ、まっまだ良いって言ってないじゃない!」
「もう着替えているから言いじゃないですか」
「良くない!精神的に!」
短いスカートと上の裾を必死に押さえて隠すが無意味らしい。へえ、とかほう、とか上から下まで見る彼のせいできっと顔はゆでダコだろう。見るな見るなと彼から逃げようとしたが下にあった私の服に足をすくわれ、その場に盛大に倒れてしまった。
「っだあ?!」
「おやおや…ずいぶんと良い格好で…?」
「うわっ?!…く、くたばれ本田あああ…!!」
「ふふ、第2ラウンド、いきますか?次負けたら脱がせてくださいね」
「殴るぞ」
→これはこれは、面白い
(長い(´^ω^`)←変態地味に黒い本田を投下どーん。爆発したか不発かはいまいちわかりませんね。私的には全然足りませんが、遠慮なしで書いたら全部アッーな雰囲気になるから自重します。)
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