『ひぎゃああああああああ
ギルせーんぱーいいいい!!
…愛のタックル!』



「くっくんな!ぐふぉっ?!」



『きゃーなまえ照れちゃう!』



「み、みぞおち…痛…」



『そう、それは…愛の痛み!!』


「帰れ」



『そうしましょうか。
じゃあ先輩の家へ…』



「俺ん家じゃねえよ!」



『えー』



「えーじゃねえよ、
お前早くクラス帰れよ
チャイム鳴るぜー?」



『チャイム?はんっ、
知ったこっちゃねえですってばです』



「日本語間違えてるぜ」



『ああくそ言葉くたばれ!
そして私とギル先輩だけの
世界にー!きゃああん!』



「耳元で叫ぶな!!」



『そんな、ギル先輩ったら
照れちゃってっ!きゃーわーゆーい!』



「うぜえええええ!
全力でうぜえええええ!!」



『あ、先輩今日は
良いもの持ってきたんですよ!』



「いっ良いものか…?
(嫌な予感しかしない)」



『これです』



「…おりゃっ!」



『ひゃあああああ!!
何で破っちゃうんですか!』



「なら婚約届なんか見せんな!」



『まあいいですけどね!
ざっと100枚ありますからね!』



「帰れ」



『先輩…』



「?…っ?!!」



『良い腰してますねはあはあはあ!』



「っだああああ!!!
帰れこの変態が!」



キーンコーンカーンコーン…


『あれまー、チャイムですか、
ではまた後でお会い致しましょう!
愛してるぜまいだーりんっ!』







「…」


「…ギルちゃん頑張って」


「なまえちゃんすごい迫力やなあ」





(ふそん)






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