『っ、ふっ…っ、』



「なまえさん…」



『ごっ、ごめんなさい…』



「ハンカチ、どうぞ?」



『ありがとうございます…』



「しかしこの映画はすごい
ですね…少し涙腺が、」



『はいっ、…感動…しました、』



「ああっ、あまり目を擦っては
いけませんよ、腫れて
しまいますから…」



『は、い…ぐずっ、』



「ほら、泣きやんで下さい…」



『っう、きくさっ…ん』



「?!!(ちょっとちょっとちょっと
なまえさん泣き顔やべえええええ
声に出そうでしたが何とか…
涙目 上目遣い 濡れた声
赤らんだ頬 しゃくり…
色んな意味で私やばいですよ
ちょっと安定剤下さい、ほんとに)」



『ふえ…きくさん…?』



「(…ふえ、ですって…?!!)」



『ど、しました?』



「なまえさん…」



『?』



「あまり、泣かないで下さい…」



『へ…?』



「理性がぶっ飛んでしまいます、」







(もうぶっ飛んでるじゃねえか)




0822








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