伊達主従
 梵天丸→片倉小十郎


深い深い底無し沼に君が捨ててしまった感情を、僕が拾い上げてあげるよ。
悲しいこともたくさんあるかもしれないけれど、笑った方がきっと幸せを感じられるから。

僕はね、君と泣いて笑いたいんだ。どんなに複雑な感情だって、全てを君と分かち合いたいんだ。

「空が綺麗だな!」
「そうですね」
「好きか?」
「…わかりません」

君の目に、声に言葉に、鮮やかな色が戻るように。今度は僕が君の為に出来ることをするから。
だから君に僕の気持ちを伝えよう。好きも嫌いも要るも要らないも全部。

「好きだ!」
「そう、なのですか」
「うむ」

君に伝わるまで何度だって、そうさ声が枯れるまで言い続けてあげる。


ただ君が、好きだ



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -