長尾親子
 長尾政景+卯松


父に憧れていた。

人を惹き付ける才能があって、民や家臣を誰よりも大事にして、家族を愛して、大切なものを守れる強さを有して。

「卯松、強さを振りかざすだけではいけない」

「民を、上田衆を、家族を、大事に想うなら答えは見付けられる」

そう言って綺麗に笑った父は、ある日突然水の中に消えてしまった。陽が落ちると激しく降る、雨の日だった。



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