東北+上越※





※必ずしも正しい情報とは限りません、注意して下さい






「東北、大丈夫?」
「…まだ那須塩原までしか走れん」

ひょこっと顔を出したのは見慣れた丸い頭にマフラーとコート姿の上越。
帰って来たばかりなのか顔が赤くて外の匂いがする。

「大変だね。僕は影響少ないからって通常運転させられてるよ」
「いいことだな」
「…まぁね」

へらりと笑うけれど、上越の方にも影響はあったはずだし不便も少なくはないだろう。それでも何事もなかったように、彼は笑う。

「早く元気になってよ」
「あぁ」
「あ、でも車両転出は困るからやめてね。200とMaxはまだ手放さないから」
「それは…どうだか」

席を立ち上越に留守を任せる。
今の自分に出来ることは、今やらなければいけない。休んでなんかいられない、走れる所は走らなければ。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -