教官+赤(BS三期)※
※また捏造
※よくわからない
「ここでネクサス、賢者の木の実をLv2にアップ」
声は、同じ。
「そして鉄騎皇イグドラシルを転生…終焉の騎神ラグナ・ロックを、Lv3で召喚っ!」
デッキは白と緑の混合、カードもキースピリットもほとんど同じと来たもんだ。バトル中だが目眩を起こしそうな現状が、今目の前で繰り広げられている。
でも、明らかに別人。
「アタックステップ、終焉の騎神ラグナ・ロックでアタック!」
「…ライフで受ける!」
あぁ、あいつじゃないんだ。
「――百瀬勇貴か?」
「なっ…!」
「馬神弾、お前のリズムを狂わせているのはそいつだろう?」
「もしそうだったら、なんだって言うんだ」
ライフを失う痛みも、大したものではない。なのに、なのに。
そう思っていたら突然声をかけられる。それも鋭いくらいに核心を突いた内容だ。
お前には関係ない。とでも言わんばかりに素っ気なく返せば、予想もしなかった返事が来る。
「この時代に連れて来たらいい」
「は?」
「このバトル、俺に勝ったらそっちの担当と話をつけてやる。その百瀬勇貴とやらを連れて来たらいいだろう」
…連れて、来る…?
勇貴をこの時代に――…そんなこと、考えもしなかった。ただあいつに逢いたい逢いたいと恋い焦がれるばかりで、俺は自分から何かしようとは思わなかったんだ。
何故その発想に早く至らなかったんだろう。
「本気か?」
「嘘じゃねぇ。それに白の戦士も使えるからな」
「…いいだろう」
そんな条件だされたら、勝ちに行くしかないだろう。迎えに行くのは、すぐがいい。