「…何その驚いた顔」 「美味い…!」 「なまえの意外な特技発見、だな」 「晴矢は何で泣いてるの てか風介、それはわたしに対しての侮辱なの?」 「なまえちゃんはいいお嫁さんになるね」 「ヒロト超マイペース! てか反応に困る!」 二番は食事担当。 ちなみに一番の晴矢は掃除、三番ヒロトはお風呂、四番風介は皿洗い担当だった。 それよりどうしてそんなに、わたしが料理をすることに驚くかなあ。 ちなみに今回はオムライスを作りましたよ。 作っている途中に、邪魔をしてきた晴矢は「見た目はいいな」と更に馬鹿にしてきて。 まじでコイツ殴ってやろうかと思った。 けど、今は自分の涙で濡らしてしまったテーブルを布巾で拭いている。 まぁ、掃除が晴矢の仕事だしね。 ひどいことを言った風介を一睨みすると、小さな声で謝ってきた。 ………可愛いから許す。 「やっとそうめん地獄から解放されたぜ!」 「今週は風介が当番だったからね」と、ヒロトが付け足す。 あぁ、なるほど。 暑がりの風介だから、しょうがないね。 「…風介、いくらそうめんが好きだからって、それはちょっと」 「…お前はカップラーメンしか作らないくせに、偉そうにするなヒロト」 いろいろと教えることがありそうです。 |