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「あれ、風介は?」

晴矢のチーム、プロミネンスの女の子たちが、口々に晴矢の悪口を言いだして、かちんときたらしい晴矢も軽くオーバーヒート。
レアンちゃんに教えてもらったのだけど、晴矢は「バカバーン」って言うとキレるらしい。
今度言ってみようと思う。

「風介? 帰ったんじゃない?」
「何あの子、勝手すぎる
まぁ、可愛いから許すけど」
「なまえ、ガゼル様にだけは優しいのね」
「え?…………、あぁ風介のことね
結構平等にしてるつもりだけどなぁ」

クララちゃん、だったかな。
ぴたっとわたしの腕にくっついてきた。
可愛い子だから、いいか。

「ブロウ、バレン、ガゼル様は?」
「アイス買いに行ったみたい」
「…クララー、ブロウが生意気ー」
「あら、じゃあしめてあげるわ」
「ちょ、やめろクララぁあ!」
「そういえば、お兄ちゃんも居ないわ」

風介のチームは、女の子が強いみたい。
でも風介に対しては、みんな従うらしい。
なに、意外と風介は権力者?

「た、助けろバレン!
それかお前!」
「お、お前だと?!
じゃあバレンくんはわたしがもらう」
「え、うわぁあッ!」

バレンくんの腰に後ろから手を通して抱き締める。
「わたしもー!」クイールちゃん可愛い。
帝国でいう、しゅーちゃんのボジションだね。

「あ、ネロくんもおいで」
「?」
「ダメだ、可愛い子多すぎる」
「うわぁ、…」
「なまえちゃん、オレも」
「ヒロトは無理」
「差別反対!」



可愛い子が好きです。




 



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