「てかわたし、マネージャーなんだけど」 「まぁ、いいじゃないか」 三人に連れてこられたのは、空き地のような場所だった。 田舎だからなのか、かなり広いスペース。 学校の友達なのかな、仲よさげに話していたり、サッカーをしている。 「あ、遅いぞお前たち」 わたしたちがくと、わいわいがやがやと騒がしくなった。 どうやら原因は、いとこにあるようです。 「ごめんごめん」 「今日は、少ないな」 「人数足りねえし、試合はしねぇから」 わたしは放置ですか、なんてうなだれていると、すっごく可愛い女の子たちに囲まれていた。 「あ、もしかしてみょうじなまえ?」 「え? あー、うん」 「本物だっポ!」 なんでわたしの名前、と思っていると「あいつらに聞いた」と、いとこたちを指差され。 なんで?わたしの話でもしてるのかな、とちょっと疑問が残る。 「なまえ、俺のシュート見てろよ」 「まて晴矢、私が先だ」 「えー、オレだって」 彼等は元気です。 |