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〜日向順平(誠凛)と一緒！・前編〜
『原作の端々に出てくる「オレ伊月のこと知ってんだぜ」感がすごいので。』
日向「オレ伊月のこと知ってんだぜ」
伊月「どやー」
日向「おい」
伊月「なに」
日向「そのどやーってやつ止めろ」
伊月「なんで。さっきの日向、すごいドヤ顔だったじゃん」
日向「でも止めろ」
伊月「はあ？」
日向「お前オレには容赦ないよな」
伊月「日向に遠慮なんていらないだろ」
日向「そりゃあそうだけど！」
伊月「いいじゃん。日向は他の人に自慢したいくらいオレのことが大好きってことでいいじゃん」
日向「自分で言うか普通」
伊月「自分で言わなきゃ誰が言うんだよ」
日向「………オレ、か」
伊月「だから、ほら。“伊月のダジャレは最高だ”って自慢していいよ」
日向「そこだけは自慢したくねーな」
伊月「なぜゆえ？！」
日向「つまんねーからだよ！！」
伊月「ふふん、そういうことにしといてやるよ」
日向「うっわ腹立つ」
『日月は、好きではないのですがこのメンバーの中で、一番付き合いが長いから。』
日向「………」
伊月「………」
日向「………」
伊月「………」
日向「どんな顔をすればいいと思う？」
伊月「笑えばいいと思う。オレのダジャレで」
日向「ねーわ。それだけは有り得ねーわ」
伊月「遠慮しなくてもいいのに」
日向「遠慮してねーし」
伊月「分かった。こうしよう」
日向「断る」
伊月「何も言ってないのに断られた…！」
日向「ダジャレの気配を感じて」
伊月「気配のけ、はいっ！」
日向「………」
伊月「真顔止めろ下さい」
日向「お前のクイズがあったとして、ダジャレの問題だけは間違える自信あるわ」
伊月「ねえ、それ故意的に間違えようとしてない？ねえ」
日向「気のせいだろ」
『だってキャプテンだし』
伊月「すごく説得力があるな」
日向「だろ」
伊月「いや日向にじゃなくてキャプテンという言葉に」
日向「お前そこはオレにって言えよ！」
伊月「えー…」
日向「何？！何かご不満？！！」
伊月「そういう訳じゃないけど必死な顔で言われると否定したくなる」
日向「おいっ！」
伊月「しょうがないよ。だってオレ、ＰＧだから」
日向「ちくしょう妙な説得力醸し出しやがって…！」
伊月「ドヤ顔でどやした！キタコレ！」
日向「あーあ、今の一瞬でシラケちまったぜ…」
伊月「なんで？！」
日向「お前のダジャレだからだろ」
伊月「意味分かんない！」
『いつも一緒にいるし、幼なじみだから！』
伊月「オレと日向が幼なじみっていうのは周知の事実な訳だけど」
日向「だけど？」
伊月「いつ頃なのかという謎がある」
日向「中学からじゃねーの」
伊月「じゃあなんでオレの小学生の頃の話を知ってる訳？」
日向「そりゃあ入部の時にお前が自分の経歴を言って、それで知ったからじゃね」
伊月「………」
日向「納得したか？」
伊月「うん」
日向「そうか」
伊月「日向がどれくらいオレのことが好きか、納得した」
日向「は？」
伊月「え、違うの？」
日向「違うとも言い切れねー…」
伊月「ほらー！」
日向「ああくそ！なんか腹立つ！」
伊月「はは、照れてる」
日向「うるせー！」
伊月「いたっ！肩パンいった！！」
『やはりお付き合いが長い主将じゃないですか？興味ないふりして細かいことまで把握してそうです！』
伊月「実際のところは？」
日向「そんな詳しくは知らねー」
伊月「うそくさっ」
日向「んだと？！」
伊月「オレの小学生の頃の話はどうなるんですかああああああああああ？？？？」
日向「腹立つ言い方しやがって…！それはそれ、これはこれだよ！」
伊月「逃げた！逃げたな！」
日向「逃げてませーん！」
伊月「逃げましたー！」
日向「逃げてねーし！」
伊月「じゃあ認めるんだ？日向はツンデレこじらせてるって」
日向「コメントの内容にツンデレなんて文字入ってねぇけど？！！」
伊月「え、興味ないふりしてってそういうことじゃないの？」
日向「どんな読み解き方したらそんな答えになんの？」
伊月「日向の日頃の言動と照らし合わせたらツンデレかなって思うでしょ」
日向「しまった日頃の行いが原因だった」
『日向と伊月は仲がいいし、何気に日向が細かいところまで見てると思ったから。』
伊月「日向さんひゅーがさん」
日向「ハイハイなんですか伊月さん」
伊月「上記のコメントと通ずるものがあると思わない？イコールツンデレっていうのは最早周知の事実なんだよ」
日向「どう転んだらツンデレの話になるんだ？」
伊月「ツンデレまっつんデレる」
日向「無理がある。やり直し」
伊月「リテイクオーケーだって？！待って、考える」
日向「そうだった伊月のダジャレに対する情熱ハンパなかったんだった」
伊月「ツンデレ…ツンデレ…」
日向「ツンデレから離れろよ」
伊月「桶持ってオーケー！」
日向「それは前にも聞いたわ！」
伊月「何度でも使えるダジャレの無限の可能性を見たろ！」
日向「一ミクロンだけな！」
伊月「はは、日向は冗談が上手だな。はっ、冗談が上手なジョーズ！キタコレ！」
日向「ジョーズなんだ！？サメか！？」
伊月「つ、通じた…！」
日向「え」
『伊月君のことをよく知ってるから……？』
日向「あああ！かゆいところに手の届かない感じ…！分かるか？あの背中のかゆいところにさ、届きそうで届かない時の…！」
伊月「分かる分かる」
日向「分かってくれるか？！」
伊月「もちろん。つまり、喉元まででかかったダジャレみたいなもんだろ」
日向「いや、何かが違う」
伊月「？！！そんなバナナ…」
日向「コメントの方、クエスチョンマークなんて付けなくてもいいんだぜ。もっと自信持って言ってくれても構わねーよ」
伊月「あれ、スルー…？」
日向「実際こいつのことはよく知ってるからな」
伊月「大した自信だな」
日向「自信なきゃんなこと言える訳ねーだろ」
伊月「どうしよう日向のデレを頂いてしまった…」
日向「嬉しいだろ」
伊月「嬉しいけど素直に喜べない！」
日向「昔はこんなに面倒くさくなかったのに………はあ、」
伊月「なんでため息？！」
『一番付き合いが長いし、伊月のダジャレと怖い話は誰よりも聞いているから』
伊月「このサイトではダジャレはいくらでも言えるけど、怖い話は出来ないんだ…」
日向「良かったほんと良かっ…良かったのか？いや怖い話よりはマシだな」
伊月「じゃあ聞くか？ダジャレ」
日向「聞かねーよ」
伊月「え」
日向「えっ」
伊月「じゃあ怖い話…」
日向「禁止されてますうううううううっ」
伊月「分かってるよ。このサイトの管理人、ホラーがものすごく苦手だもんな。洞穴掘らなぁ、キタコレ」
日向「キてねーよ」
伊月「その変わり、ダジャレは好きみたいなんだよ！」
日向「ああ、らしいな。なんせダジャレロストしたお前を「具のない味噌汁」と表現したやつだからな」
伊月「言い得て妙だな」
日向「あとこうも言っていた。「ただのイケメンならこうまでハマってない」と」
伊月「それ、どういう、え、」
日向「良かったなダジャレ言ってて」
伊月「喜んでいいんだよね？これ喜んでいいんだよね？」
『一番付き合い長いから』
伊月「最多のコメントだな」
日向「やっぱり付き合いの長さイコール伊月のことを知ってるってことだからな。妥当じゃね？」
伊月「妥当だと、」
日向「ダジャレかよ！」
伊月「最後まで言わせろよ！」
日向「嫌だ！」
伊月「日向のいじわる！眼鏡！」
日向「眼鏡は悪口じゃねーから！」
伊月「じゃあ、」
日向「じゃあ？！じゃあってなんだ？！もしかして眼鏡が悪口じゃないから別のに言い換える気か？！」
伊月「いいじゃんムスカに言い換えさせろよ！」
日向「なんでムスカ？！！」
伊月「なんとなく」
日向「なんとなくかよ！もっとなんかあるだろ！」
伊月「いや、別に。特には」
日向「ズコー！」
伊月「ははは」
『日月は最強コンビだから！(≧∇≦)』
伊月「黒子と火神に勝ってるのかな？」
日向「最強だし、勝ってんじゃね」
伊月「すごい」
日向「自分のことだろ」
伊月「だって実感湧かないもん」
日向「男がもんとか言うな！天使か！可愛過ぎか！！」
伊月「また訳の分からないことを……オレは天使じゃないし、可愛くもない」
日向「そういうことにしといてやる」
伊月「うわ、上から目線」
日向「さっきお前もやってたから」
伊月「それはいいとして。最強って言われるのは嬉しいな」
日向「そうだな」
伊月「これからもよろしく日向」
日向「おう、よろしく伊月」
伊月「ダジャレも沢山聞いてくれ」
日向「断る」
伊月「断っても勝手に言うから大丈夫」
日向「オレのお断りした意味とは」
伊月「ないな」
日向「おいっ」
伊月「日向のツッコミあってこそのオレのダジャレだろ」
日向「ひとまとめにされてる不思議」
伊月「何のことやらさっぱりだ」
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