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〜森山由孝(海常)と一緒！〜
『海常vs誠凛戦で、試合終了後に森山が伊月の胸に拳を当てているのを見て、森山と伊月は、そういう関係で、試合前に森山が「女子が目に入らん」と言っていたのは、伊月がいたからで、笠松にマーク変わって欲しかったんじゃないかと思った。』
笠松「森山お前あの頃から……、」
森山「えっなにその顔えっ？？？？」
伊月「しょうがないんです笠松さん。森山さん、オレのことすっごく好きなので」
笠松「そ、そうか。そうとは知らずオレ、ずっと伊月のマークついてたわ。すまん森山、気が利かなくて」
森山「いや、それはいいんだけど…えっ、なにこの空気。オレにどうしろと？」
笠松「実際はどうだったかってことを言えばいいんじゃねーのか？」
森山「いいのか？」
伊月「どうぞ」
森山「伊月可愛すぎるし、雄々しいし、オレの嫁マジ天使！！って思ってた。うなじとか滴る汗がエロくてすぐさまお持ち帰りしたいと思いました、まる」
笠松「うわっ…」
伊月「森山さんのことは好きですけど、ちょっとないなって思いました」
森山「言ったら言ったでこの対応の仕方はないだろ！！！泣くぞ！！！」
伊月「オレの胸で？」
森山「お、おう」
笠松「照れんなよキモい」
森山「もう何なの笠松ヒドい！！！」
『彼しかいません！！！』
森山「そうだろそうだろ！！伊月のお婿さんはオレしかいないよなっ！！！」
伊月「ここぞばかりに主張しないで下さいよ」
森山「ほんとは嬉しいくせにっ」
伊月「う、レシート貰うの嬉しいと！キタコレ！」
森山「ここでダジャレ？！！」
伊月「笑っても、いいんですよ？」
森山「くっ、覗き込み方が可愛い…」
伊月「可愛い川井ー！キタコレ！」
森山「川井誰だよ！」
伊月「さあ？」
森山「もうっ、もうっ！大好き！！」
伊月「オレもです」
森山「もううううううう！！！！！！」
『森月最高＼(^o^)／』
伊月「なんでオレ、月なんですか？」
森山「森伊だと語呂が悪いからじゃないか？よく分からないけど。それに、」
伊月「それに？」
森山「それにお前、闇夜に浮かぶ月のように美しいじゃないか」
伊月「森山さん…」
森山「キュンときたか？」
伊月「よくそんなくさい台詞、恥ずかしげもなく言えますね。尊敬します」
森山「貶されているのか、それとも誉められているのか…」
伊月「誉めてま…このマス、誉めてます！キタコレっ…！」
森山「オレを誉めようよ！！」
伊月「森山さん、誉めたら調子に乗るじゃないですか。そういうところも含めて好きですけど」
森山「…お前オレをどうしたいの？」
『とりあえずイケメンなのに残念が故に女の子にモテない森山さんは、男の子だけど美人な伊月にだけモテていれば良いと思います』
森山「いろいろ言いたいことがあるんだが、いいか？」
伊月「ダメです」
森山「なぜだ！？！！」
伊月「だって全部事実じゃないですか」
森山「いやいやいやいや。まずオレは、とりあえずイケメンじゃなくて、ただのイケメンだろ」
伊月「まあ、そうですね」
森山「だろ？で、ここ。残念が故に女子にモテない。違うよな？」
伊月「え？」
森山「えっ」
伊月「森山さん熱でもあるんですか」
森山「ないけど？！」
伊月「いいですか森山さん。あなたは、オレだけ、にモテてていればいいんです」
森山「で、でもっ」
伊月「森山さん、愛してます。だから、オレだけを見て下さい。ね？」
森山「アッハイ」
『残念だけど伊月にはイケメンな森山先輩がすき』
伊月「見て下さい森山さん！森山さんのこと、はっきりとイケメンって書いてありますよ！やりましたね！」
森山「最初に残念って書いてあるけどな」
伊月「森山さんっ」
森山「オレは何も見てないよ！」
伊月「この砂を素直に持ち帰る、キっタコレ！」
森山「ちょっと待った、このタイミングでダジャレってどうなんだ？？」
伊月「ダジャレは鮮度が命なんです」
森山「ダジャレはナマモノじゃないぞ」
伊月「いいじゃないですか言わせてくれても！」
森山「そういう問題じゃないから！」
『幸せになってほしいから(^O^)』
森山「伊月の幸せって何？」
伊月「毎日ダジャレを言うことです」
森山「………」
伊月「森山さんは？」
森山「伊月と一緒にいること」
伊月「！？！！？あっ、そういう？！あっ、あの、オレも森山さんと一緒にいることですよ！！」
森山「そっかー、伊月はー森山さんよりダジャレの方が大事なんだーへえーー」
伊月「うわ、めんどくさっ…」
森山「何か言ったか？」
伊月「いえ何も！」
森山「ふぅん」
伊月「森山さん森山さん」
森山「ん？」
伊月「オレ、森山さんに抱き締めて貰ったら幸せな気持ちになります。だから、オレを抱き締めてくれませんか？」
森山「おまっ…おまえそれ、そんなセリフどこで覚えてきたんだよしきた任せろ！」
『和風美人の伊月先輩を一生懸命くどけばいいと思います』
森山「という訳で一日一回は口説き文句を聞いて貰う」
伊月「………」
森山「止めて、その困った顔止めて」
伊月「だって森山さん、息するように口説き文句を言ってるから回数制限って無意味かなーと思って」
森山「まあ、確かにな」
伊月「それに口説き文句を言ってこその森山さんじゃないですか」
森山「愛の先導師と呼んでくれて構わんぞ！」
伊月「お断りします」
森山「伊月のいけず！和風美人！天使！」
伊月「和風美人でも天使でもないです」
森山「お前そろそろ自分の顔面偏差値を自覚した方がいいぞ」
伊月「はい？」
『好きだー!!』
森山「好きだー！！」
伊月「オレもです」
森山「大好きだー！！」
伊月「オレもです」
森山「オレと一緒に愛のバラード、奏でてみないか？」
伊月「ハッ！あいつの愛はラブリー！キタコレ！」
森山「………」
伊月「………」
森山「ないていい？」
伊月「慰めましょうか？」
森山「そうしてくれ」
『ただ単に好きだから』
森山「このコメント、全てを凝縮してるぞ。奥深さを感じる」
伊月「えっと？」
森山「つまりオレ達は引かれ合う運命だったんだ」
伊月「そうですか？」
森山「そうですけど！」
伊月「まあ、森山さんといると疲れませんけど」
森山「嬉しいけどそうじゃない」
伊月「じゃあ、どういう意味です？」
森山「アダムとイヴ的な関係という意味だ。分かるか？」
伊月「……………ニュアンスは」
森山「……不安を掻き立てる妙な間があったんだが？」
伊月「気のせいです」
『森月以外ありえません』
森山「“森月増えろ”！！！！！」
伊月「なんですそれ」
森山「オレとお前のラブストーリーを増やす魔法のような呪文だ」
伊月「はあ」
森山「気のないお返事っ」
伊月「ところでそのラブストーリー、純愛系ですか？」
森山「いろいろ」
伊月「止めて下さい不安になるようなこと言わないで」
森山「下心なくしてラブストーリーは成立しないんだ、分かってくれ」
伊月「下心無しで成立してるラブストーリーに謝って下さい今すぐに」
森山「ゴメンナサイ」
『ムードクラッシャーな伊月の相手は鋼鉄のマイペースさを兼ね備えた森山しかいない！』
伊月「ムードクラッシャー？？」
森山「いい感じの雰囲気なのにダジャレぶっこんでくるからだと思うぞ」
伊月「オレ、ダジャレで雰囲気壊してました？」
森山「なんてこったい自覚無しか…！そんなところも可愛いんだがな」
伊月「可愛いっていうのはうちの一年のことを言うんですよ。オレは全く可愛くないです」
森山「まあ、いい。それは今後じっくり自覚させるとして、だ」
伊月「(不安しか感じない…)」
森山「オレも言いたい。オレは鋼鉄のマイペースさなんて兼ね備えていないぞ。さっきから伊月に振り回されてばかりだ」
伊月「ハッ…鋼鉄を扱うにはこう、テツヤ！キタコレ！」
森山「これだよこれっ…！！」
伊月「えっ、えっ？？」
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