海常

【海常の場合】

森山:まさか黄瀬がオレにギャップ萌えしているとは思わなかった。しかしなんだろうな、この微妙な気持ちは。可愛い女の子なら手放しに喜ぶんだが………。

小堀:そうだな、地味は余計だった…。

中村:オレも早川もギャップ萌えの部類に入りますね。

早川:そうなのか?!中村!

笠松:オレは黄瀬が何か言う前にターン終了したけどな。

森山:いいじゃないか笠松は。どこに行くにも笠松先輩笠松先輩、頼んでもいないのに親鳥の後を追う雛鳥のごとく付いてくるんだから。つまり黄瀬は笠松がいないと生きていけない身体になってしまったんだな。お前が毎日しばいていたから!

笠松:Σ(゜∀´(┗┐ヽ(・Д・#)ノ<きっしょく悪い事言ってんじゃねーよ!

森山:ぎゃんっ!

小堀:早川、中村、あのゴールデンレトリバーの箸置き、ありがとな。有り難く使わせて貰ってる。

早川:喜んで貰えて良かったです!!

中村:やっぱりプレゼントするなら犬、しかも犬種はゴールデンレトリバー一択かなと思ったのでそれにしました。

笠松:あっ…(察し)

森山:あっ…(察し)

小堀:あっ…(察し)

早川:そういえばなんでゴールデンレトリバーなんだ?他のもあっただろ?

中村:お前は分からなくていい。

小堀:早川はそのままでいいからな。

早川:なんかよく分からないけど、オレはオレらしくいればいいんすね!よーし!!やる気出てきたー!!!

森山:しかしあいつ、キセキの世代の前でも言わないんだな。

笠松:変なところで意地張りやがって。

小堀:我慢しなくたっていいのにな。

中村:言ったら、困らせるとか情けないとか恥ずかしいとか考えてそうですよね。

森山:だな。どうしたもんか…。

早川:じゃあ、言わせればいいんじゃないですか?!

小堀:早川がスムーズにラ行言ってる姿は違和感あるな…。じゃなく、早川が言いたい事ってつまり、黄瀬の素直な気持ちをオレ達の前で言わせるってことか?それはさすがに無理じゃないか?

中村:なら、言うように誘導したらいいじゃないですか。

森山:誘導か。いいなそれ。

笠松:森山お前、また変なこと考えてんだろ。

森山:まさか…!笠松に女装して貰い、黄瀬を誘惑して本音を聞き出そうだなんてこれっぽっちも考えてないぞ!

笠松:充分考えてんじゃねーか!歯ぁ食いしばれ!>(#'Д'⊂彡☆))Д`) パーン

森山:ぎゃんっ!

早川:キャプテンは女装が似合うと思います!

笠松:早川お前、今なんか言ったか?

早川:何も言ってません!!

中村:(さすが笠松主将、見事な調教具合です(拍手))

小堀:(まさか森山もその対象になるとは思ってもみなかったけどな)

中村:(黄瀬がいないからでしょう)

小堀:(そう考えると黄瀬は尊い奴なんだな)

中村:(そうですね)

森山:(くっ…なんだこいつら、脳内で直接会話してっ………?!)

笠松:で、お前らは腹パンと肩パン、どっちがいいんだ?選ばせてやるよ。

小堀:すいませんでした(土下座)

中村:すいませんでした(土下座)

森山:すいませんでした(ジャンピング土下座)

笠松:誠意が伝わらない、森山もう一回。

森山:なんで?!

早川:あ!

小堀:どうした早川。

早川:一人一人黄瀬のこと抱き締めたら、あいつ本音言うんじゃないですか?!

森山:嫌だ!試合後に感極まって抱き締めるならまだしも素面で男を抱き締めるなんて絶対に嫌だ!いくら黄瀬相手だろうがそれは出来ないんだ!オレの両腕はまだ見ぬ彼女の為に残しておきたいからな…!

中村:確かに絵面は見るに耐えないかもしれないですね。まあ、何らかのフィルターを通せば、薔薇だって咲き乱れることがあるらしいですし、簡単に無しには出来ませんよね(ゲス顔)

森山:何がゲス顔だ!中村の眼鏡!

中村:眼鏡が本体みたく言わないで下さいよ。

早川:中村は眼鏡が本体なのか?!

中村:違う。

小堀:でもさすがに抱き締めるのはちょっとな(苦笑)

笠松:だったら、こっちも本音を言えばいいんじゃねーのか?黄瀬が言いやすい環境作っちまえば、嫌でも言うだろあいつ。てか、絶対に言わせる。

森山:やだ笠松男前…(トゥンク)

中村:じゃあ、こういうのはどうですか?笠松主将が黄瀬を抱き締めながら本音を言い合うんです。

森山:そしてオレ達はムードを盛り上げる為のバックコーラス。

笠松:なんでオレだけが人柱にならねーといけねーんだ!てかムードも盛り上げる必要ねーだろ!あと、さっきから思ったけど、その主将とかキャプテンとか止めろ。もうオレは、引退してんだからな。

早川:何言ってるんすかキャプテン!

笠松:だから止めろって言ってんだろ!

早川:止めません!だってオレにとってはキャプテンはキャプテンなんです!!

笠松:早川、お前…。

早川:オレ、オレ、頑張りますから!キャプテン越える位のキャプテンになりますから!だから、それまではオレのキャプテンでいて下さい!!

中村:確かに今の海常高校バスケ部の主将は早川ですが、オレ達の主将はいつまでも笠松主将ただ一人です。きっと黄瀬も同じ気持ちです。

笠松:もういい。好きにしろ。

早川:ありがとうございます!!よーし!オレもキャプテンみたいなキャプ天使ーになるぞぉーー!!!

笠松: 

小堀:イイハナシダナー。

森山:イイハナシダッタンダケドナー…。

中村:ちなみに、早川にキャプ天使ーのことを吹き込んだのは森山先輩と黄瀬です。確か、キャプ天使ーはオレ達を正しい道に導く為に天界から来た正義の使者とかなんとか言っていた気が………。

森山:おまっ何暴露してんだよ中村の馬鹿ぁぁぁあああん!!。゜(゜´Д`゜)゜。

笠松:森山、覚悟は出来てんだろうな?出来てるよな?出来てるって言えよ。

森山: 

小堀:ああっと笠松!今は森山をしばいたり、どうこうする時じゃないだろ?!な?ほら、黄瀬!黄瀬の話をしよう!

笠松:チッ…分かった、とりあえず今は黄瀬の話だな。森山、明日朝一でしばきに行くから覚悟してろよ。

森山:(白目)

笠松:で、黄瀬を素直にさせる方法だが…、

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