人は恋をしたら臆病になるっていうけどオイラはそんなの絶対に信じねえ。









早速前言撤回。人は恋をしたら臆病になる。

「好きです」
単調すぎないか?

「愛してます」
何か重い

「好きだヤらせろばーか!」
飛段あっち行ってて

「愛を誓う」
古いぜ、うん

「好きー食ベテモイイカ?」
オイラ人食べないし

「すきすきすっきー!」
トビもあっち行ってて

「世界でいちばん小南が好き!」
それ本人に言えよ

「塵になーれ☆」
ちょっ笑顔で何言ってんだ!?てかリーダーが塵に…!

上から順にイタチ鬼鮫飛段角都ゼツトビペイン小南。デイダラはこの8人にこう質問をした。



告白の決め台詞は?



「そもそも告白とは自分自身で考えるものだ。他人に相談するものではない」
「まあ確かに。アドバイスを受ける程度なら構わないと思いますがね」

もちゃもちゃと団子を食べるイタチに茶を啜る鬼鮫。それはデイダラ自身も感じていたことだ。けれども自分自身で考えた結果、答が見つからなかったのだ。それならば他人に頼るしかないではないか。

「飾ろうとするから不自然になる。魅せようとするから不細工になるんだ」
「素直な気持ちを伝えるのがいちばんです。きっと相手もそれを望んでいますよ」

そうだろうか。デイダラのツーマンセルのパートナー、サソリは本当にそれを望んでいるのだろうか。告白を重荷に感じたり面倒だとあしらったりしないだろうか。

「怖いなら何もしないことだな。無駄な感情はお前にとっても相手にとっても、そして暁にとっても不利益になる」
「イタチさんそんな言い方しなくても…」
「他人の力で抑えることが出来てしまう感情なんて、持つ価値はない」

その言葉がきっかけか、いきなり立ち上がり部屋を出ていくデイダラ。鬼鮫はそれでも尚平然と茶を啜るイタチに苦笑を漏らした。

「素直じゃないですね。アナタもデイダラも」
「フン」








受け取って!(旦那!オイラ旦那が好きだ!)(知ってる)(うん!?)


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