「絶対に負けねぇぞ!」
「私も…負けません」
「ぷ、プレプレプレボボボボボ…」
「クレア!貴様が話した遺跡とは何処にあるのだ!?」
「り、リフィル…」
「…目を合わせぬ方が良いだろうな」
「楽しみだね〜♪」
恐らく他の仲間達もクレアが誘ったのだろう。
どのような理由を故事付けたのかは分からないが、八人全員が参加という形になっている。
(…まさかこの歳になって、こんな遊びをするなんて思ってもみなかったぜ)
気配を感じたゼロスが、ば、と後ろを振り向くと、薄ら笑いを浮かべているクラトスの姿が。
「…フ。私もだ」
…楽しみなのだろうか。
「く、クラトスっ!?」
ロイドが正しい反応を彼に向けると、それに気付いたクレアが答える。
「私が誘ったの!多い方が楽しいと思って」
「そっかー、いきなり現われるから驚いたぜ」
何故か一瞬で納得してしまうロイド。
(誰もどんな手段で連絡を取った、とか聞かないのな…)
楽しそうに談笑している二人に、ゼロスは心の中で突っ込んだ。
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