真っ白なシーツに包まれて夢の世界に誘われる。たまった疲れを癒すべく、深い眠りに就いていた。…はずなんだけど。
目覚めると、視界がすべて紅に染まっていた。
「はい質問」
「ん〜?なにかなクレアちゃん」
「どうしてあんたがここにいるの」
「んー…夜這い?」
「そんな可愛い顔して言ったってダメだからね。ていうか今、朝だから」
「じゃあ朝這い」
あ、いや、あの…そういう問題ではなくてですね。
重たい身体を起こそうとしたら、ベッドに押し戻されてしまった。そしてゼロスはにっこり笑いながら私を組み敷いて「なぁ、いいだろ?」と、甘えるように囁いた。