ふたり揃ってお昼過ぎまで熟睡、起きてからもベッドの上でごろごろして、のんびりまったり最低限の家事をする。
気付けば空は朱く染まっていて、もうすぐ「今日」が終わってしまう。


「私たち、今日なんにもやってないね」

「だな。でも、たまにはこういう日があってもいいんじゃねぇのか?」

「そうなのかな」

「息抜きだって必要だろ」


ロイドがはにかんで言ってくれたから、私もそう思うことにした。
決して有意義ではないけれど、無駄ではなかった今日という時間。

ゆっくり休んだ分、明日からまた頑張らなくちゃ!

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