出会った当初は歌なんて馬鹿みたいとか鬱陶しいとか思ってたけど、気づけば彼の虜になっていた。歌声も、横顔も、戦う姿も、グレイアーツ君のぜんぶが好き。

彼の歌声に耳を傾けながら、ぽつりと呟く。


「…しあわせ」


ふと、歌声がやんだ。
振り返れば目を丸くしているグレイアーツ君。いつまでそんな顔してるの?と言えば、グレイアーツ君は優しく微笑んだ。

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