「クレアちゃーん!足挫いちゃったから肩貸し…」
「ひとりで歩け」
「キビシー!」
「反対方向に捻れば治るんじゃない?」
「え…ちょ、待っ…いでででで!!」
「次、鬱陶しい絡み方してきたら今度こそ骨折るからね?――ファーストエイド」
ったくもー、ほんっと不器用なんだから。でもまあ、それは私にも言えることか。うん。お互い様。
「どう?痛くない?」見上げたはずのゼロスの顔が間近にあって、続くはずだった言葉はすべて飲み込まれてしまった。
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -