命が、散ってゆく――。

私の、目の前で。
それなのにまた、なにも出来ず立ち尽くすだけ。

私は、いつになったらみんなを助けられるようになるの…?


(…ボータさんは、)


救いの塔で、私達を助けてくれた。
ユグドラシルの攻撃から、身を呈して守ってくれた。

だから今、私達はここにいることが出来る。

ボータさんや、部下の人達が守ってくれたから。


(なのに、また私は…)


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