「土の精霊ノームかぁ…。一体どんなやつなんだろうな?」
「きっと、真ん丸で可愛いんだよ〜」
「うーん、ボクは厳つい感じだと思う。土は陸地を形成しているもので、マナ同様なくてはならないものだし…。ねぇ、姉さんはノームについてどう思う?」
先頭を行くロイドらは、目指す地の神殿に封印されている土の精霊ノームについて想像を巡らせ、話に花を咲かせていた。
この手の話題に詳しいであろうリフィルに話を振るが、当の彼女は曖昧な返事をするだけだった。
「先生…?なんか元気ねぇなあ」
「…なんでもないのよ。とにかく行きましょう」
*prev top next#