14
守護神が帰ってきました。
「うおお！？女子が増えてる！？」
「え、あ、どうも」
「ふっふっふ……驚いたかノヤッさん！これが我らが一年女子マネ、なまえだ！！」
「い、一年女子マネ…！女子の後輩…！！」
「ええと……あの、先輩？ですよね？」
「おう！二年の西谷だ！よろしくな！！」
「ああ、貴方がリベロの……私は一年のなまえです。宜しくお願いします、西谷先輩」
「！に、西谷先輩……！！」
「？」
「よし、なまえ！！お前にもアイス奢ってやる！俺は先輩だからな！！」
「え？あ、はい、ありがとうございます」
「しっかし、やっぱ烏野は女子のレベル高いな！後輩まで可愛い！つーか美人！！」
「え、いや、そんなことは…」
「なんだなんだ、照れてんのか？」
「いえ、違いますけど」
「照れんな照れんな！なまえも潔子さんと同じくクールビューティーって感じだよな！まあ、潔子さんの美しさには敵わねーけどな！」
「はあ…」
「なまえちゃん、ちょっと手伝って貰えるかな？」
「はい、潔子さ、」
「潔子さーん！！俺がお手伝いします！！」
「なまえちゃん、行こうか」
「あ、はい」
「ガン無視！そんなあなたも素敵です！！」
「…なんなんですか、あの人」
「無視していいから」
変な人でした。
「西谷先輩は潔子さんが好きなんですか？」
「好きとか好きじゃねーとか、そんな次元じゃねえ！潔子さんは俺の女神だ！！」
「……つまり田中さんと同類って事ですね」