長編夢 | ナノ

部内対抗試合です。

「おはよう、日向」

「おは……あ！確かマネージャーの、えーと…及川さん？」

「…なまえでいいわ」

「分かった！じゃあおれも翔陽でいい！よろしく、なまえ！」

「ん。よろしく、翔陽。今日の調子はどう？」

「ばっちり！影山もトス上げてくれるようになったし、いっぱいスパイク決めて、絶対勝ってやる！」

「ん、良い顔してるわね。頑張ってね」

「おう！」

「なまえ」

「あ、影山、おはよ」

「おう」

「アンタも調子良さそうね」

「当たり前だ」

「あ、そ。一人で突っ走らないように、頑張ってね」

「…分かってる」

「ん。まあ、大丈夫よ。きっと。ね？」

「……おう」

影山チームの応援をします。

「へえ、及川さんは王様の応援するんだ？」
「…何よ、月島。アンタも応援してほしいの？」
「別に。ただ、よく一人で王様の家来やってるなーと思って」
「王様の家来って、誰のことかしらね」
「さあ？それは及川さんの方が、よく分かってるデショ？」
「……チッ」
「そんなに睨むなよ。あー怖い怖い」
「ちょっと影山ー翔陽ー！このウッザい眼鏡、さっさと捻り潰して！！」
「言われなくても」
「おれだって！負けねーかんな！」
「……ふん」