ラヴリーロリポップ

小学生夢主
メタ発言あり
中の人などいない











ヒャッハー!ふなっしーなっしー!
今なんでふなっしーがこんな所に湧いて出たのか不思議で仕方ないって感じなっしー?
寧ろついに作者の頭が沸いたかって感じなっしー?
まあそれは今更って感じもするなっしー。
始めっから既にメタ発言盛り沢山だけど、ふなっしーはふなっしーなっしー。
中の人などいないなっしー!
ふなっしーは、ただの梨の妖精なっしー。
船橋市の梨を広めるために、来る日も来る日もメディアに押し掛け「ふなっしーい!」
「ぐふっ」



前置きの途中だっていうのに、容赦無く脇腹に走った衝撃。痛いなっしー。
でも、この声は……





「……なまえちゃん?」
「ふなっしー!おはよう!」
「おはようなっしー!」




腰に抱き着いたまま挨拶をするなまえちゃんは、ふなっしーの一番の仲良しさんなっしー。
いつも明るくて元気いっぱいの、活発な女の子なっしー。




「なまえちゃんは今日も元気なっしーねえ」
「うん!私はいつも元気だよ!でも、今日はふなっしーに会えたからもっと元気!」
「嬉しいなっしー!ふなっしーも、なまえちゃんに会えたから元気なっしー!」



なまえちゃんを腰から退かすと、梨汁ブシャー!と叫んで十八番のパフォーマンス。
たまに怖がる子もいるけど、なまえちゃんはどれだけ暴れても喜んでくれるなっしー。




「きゃはは!ふなっしー面白ーい!」
「ヒャッハアアアアアア!!」
「ひゃっはー!梨汁は?梨汁!」
「梨汁ブシャー!」
「ブシャーきたー!きゃはははは!」



ふなっしーが飛び跳ねると、なまえちゃんはいつも大喜びで一緒に飛び跳ねてくれるなっしー。
それが嬉しくて、ふなっしーはいつも張り切っちゃうんだなっしー。





「ヒャッハアアアアアあべしっ」
「きゃあ!ふなっしー!」


足が滑って、ずでんと転んでしまったなっしー。
ちょっと調子に乗りすぎたなっしー……




「大丈夫?」
「だ、大丈夫なっしー。ありがとなっしー」



起き上がると、ほっとした様子を見せるなまえちゃん。

「ケガしてなくて良かった。ふなっしーがケガしちゃったら、私……」



シュンとするなまえちゃんに、思わずキュンときたなっしー。
なまえちゃん、可愛いなっしー。可愛すぎるなっしー。
ふなっしーの心配してくれるなんて、優しいなっしー。



「ありがとなっしー。なまえちゃんはとっても優しいなっしーね」
「だって…私、ふなっしーのこと大好きだもん」



そう言って、ほっぺを真っ赤にして俯くなまえちゃん。
本当に可愛いなっし……ん?
ちょっ、ちょちょちょっと待つなっしー。
なまえちゃん、その照れた顔は何なっしー?
恥ずかしそうに俯いてるのは何なっしー?




「あ、あの、なまえちゃ…」
「私ね、ふなっしーのこと、大好きだよ!」





ずっきゅーん!

……いやいやいや、ずっきゅーん!じゃないなっしー!
キラキラした目に、危うく恋に落ちるとこだったなっしー。
確かに、なまえちゃんは可愛いなっしー。
よく笑うし、素直で無邪気で、たまにすごく女の子らしい仕草もして……でもでも、なまえちゃんは小学生なっしー。
背も小さくて、恋なんてまだ知らないような、無垢な小学五年生なっしー。
いくらふなっしーが妖精とは言え、小学生に手を出すと流石にお縄になるなっしー。
刑務所に放り込まれてロリコン妖精とか罵倒されるのは避けたいなっしー。





「あ……ありがとなっしー。ふなっしーも、なまえちゃんのこと大好きなっしー」
「ほんと!?」
「もちろんなっしー!ふなっしーとなまえちゃんは、一番の親友なっしー!」



素直に受け取りながら、さらりと流すふなっしー。
うんうん、我ながら良い返しなっしー。大人なっしー。








「親友…?私は、ふなっしーのこと、男の子として好きなのに…ふなっしーは違うの…?」
「えっ」
「なまえは、こんなにふなっしーのこと大好きなのに…!」




まさかの地雷だったなっしー。
本格的に泣き出してしまったなまえちゃん。
どどどどうすれば良いなっしー……!?




「私は、ふなっしーが好きなのに…っ」
「なまえちゃ、」
「ふなっしーと結婚したいくらい好きなのにいぃ……」
「けっ…!?と、とりあえず、泣かないでなっしー!」

あとその危ない発言もやめてくれなっしー!
子供が結婚とか言って良いのは幼稚園までなっしー!
小学生と結婚とか、ガチでお巡りさん呼ばれるやつなっしー!!






「うええん、だって、だってえええ…ふなっしーがなまえのこと、ただの友達って言うからぁ…」
「ただの友達とは言ってないなっしー!」
「ふなっしーはなまえと結婚したくないんだ…なまえのこと嫌いなんだあぁ…!」
「き、嫌いじゃないなっしー!大好きなっしー!結婚したいなっし……あ」
「ふえ…?」



あ。
しまったなっしー。
勢いで言ってしまったなっしー。



「ほんと!?」
「い、いや、今のは違うなっしー…」
「違うの…?」
「違わないなっしー!」



慌てて思い切り頭を振って頷くと、涙を拭いながら満面の笑みを浮かべるなまえちゃん。
かかかか、可愛すぎるなっしー!
いやっ、でも、さすがに恋愛対象では……ふなっしーは決してロリコンでは……っ、






「じゃあ、私が大人になったら、ふなっしーのお嫁さんにしてね!」







あ、ロリコンでもいいや。

















(大人じゃなくてもいいかもしれんなっしー……)